保育園見学でチェックしたいポイント!現役保育士が教えます

保育士として保育園で勤務しています。

毎年秋頃から佳境を迎える保育園見学。

短い見学時間でチェックしたいポイントや最適な見学時間帯を解説します。

現役保育士目線でいえば、いずれもチェックして欲しくないことばかりですが、公開させていただきます。

保育園見学に申し込む

保育園側は、通常の保育がある中、隙間を縫って保育園見学の時間を作っているので、そもそも空き枠が少ないのが現状です。

保育園見学の受付が電話の場合、受付開始時間きっかりに電話しても、ずっと話し中で繋がったと思ったら締め切られたということが頻繁に起こります。

保育園側も、追加枠を作りたいところですが、ギリギリで時間を捻出しているので追加枠は設けないことのほうが多いです。

たまに追加の予定はないと返答しているのに「追加枠ができたら連絡がほしい」と食い下がってくる方がいらっしゃいますが、保育士目線ではそのような依頼は困るというのが正直なところです。

保育園見学の申し込みは、申込み時間きっかりに電話を入れることをおすすめします。

保育園見学でチェックしたいポイント

保育園見学でチェックしたいポイントは多岐にわたります。

例えば次のような点が挙げられます。

保育園見学チェックリスト

1. 設備や環境について

  • 園内は整理整頓されているか
  • 活動スペースの広さは十分か
  • 園庭があるか
  • 手洗い場やトイレは清潔か

2. 先生や子供の様子

  • 子どもたちの表情がいきいきとしているか
  • 先生たちが楽しそうに仕事をしているか
  • 先生から子供への言葉のかけかた
  • 先生同士のコミュニケーションの雰囲気

3. 食事

  • 調理室が園内にあるか
  • アレルギー対応を行っているか
  • 延長保育の場合に軽食の用意があるか
  • 粉ミルクのメーカー

4. 保護者負担について

  • PTAはあるか
  • 保護者主催の行事はあるか
  • 使用済みおむつは保護者の持ち帰りか

5. 保育時間・料金

  • 保育料以外の保護者負担はあるか
  • 延長保育を実施しているか
  • 土曜保育はあるか

保育園見学では先生と園児を集中してチェックすべし

保育園見学のチェックリストを紹介しましたが、限られた見学時間内でこれらをすべてチェックするのは実際不可能でしょう。

見学に来たら集中してチェックすべきは、「2. 先生や子供の様子」です。

「3. 食事」「4. 保護者負担について」「5. 保育時間・料金」などは、保育園のWebサイトなどに書いてあることも多いです。

情報が見つからなくても、見学会が終わったあとに電話でもして聞けばいい項目ばかりです。

それよりも、保育園見学で園内に入らないと確認できないこと。先生や子供の様子や関わり方を、目を皿に耳をダンボにしてチェックすべきです。

保育園見学は9時・11時・3時を狙え

保育園見学の時間は1枠につき、30分程度~45分といったところが標準でしょう。

見学時間が選べる場合、9時・11時・3時付近を狙うとベストです。

理由は、これらの時間は先生たちが最も忙しく、かつ殆どの園児が園内にいる時間帯だからです。

  • 9時:各クラスごとのメインの活動が始まる時間帯。朝おやつやトイレなどの準備で忙しく、先生も余裕がない時間帯。
  • 11時:小さい子のクラスは給食の準備がはじまる時間帯。年少以上のクラスでも外遊びから室内に戻ってくる時間帯で、手洗い・着替えなど慌ただしい。この時間に掃除なども行う場合も多く、先生たちが非常に忙しい。
  • 3時:午睡から目覚めて、おやつの準備をする時間。布団を片付けたり、トイレや検温などをしたりと忙しい時間帯。

これらの時間を狙えば先生たちの素の姿や、子供との関わり方がよーく見えてきますよ。

さらに、晴れか雨なら雨の日に見学できるとベターです。理由は、雨の日は外遊びができないため、全園児が室内にいるから。

小さいクラスから大きい子のクラスまで、園児と先生の様子が丸見えです。

まとめ

保育園見学でチェックしたいポイントを、保育士目線で紹介しました。

万が一、保育園見学の予約が取れなかったとしても心配ありません。公園に行けば散歩中の園児たちが、園庭付近を毎日通れば、外遊び中の園児と先生の姿が確認できます。

むしろ見学会や説明会がない日のこのような活動中のほうが、真の姿が見られるかもしれません。

お子様にぴったりの保育園に出会えることをお祈りしています。

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