保育園で育った子の5大特徴を現役保育士が紹介【やさしいよ】

現役保育士&資格マニアです。

働く親にとっても子どもを預ける先の選択肢が広がってきました。
保育園・幼稚園・こども園とどれを選ぶかは自由ですが、それぞれの環境で幼児期を過ごすとどのように育つのか気になりますね。

今回は、現役保育士の立場から保育園で育った子の特徴を紹介します。

保育園で育った子の特徴

身支度ができるようになるのが早い

保育園を利用する保護者に是非知っておいていただきたいのが、「保育園では自分のことは自分ですることを非常に重視している」点です。

オムツ替えひとつを取っても、ハイハイしかできないうちから手順を踏んで自分の排泄物は自分で処理をすることを教えていきます。

保育園では0歳1歳児から身支度をする練習をしているため、保育園で育った子は、身の回りのことができるようになるのが早いです。

集団活動が得意

毎日ほぼ毎時間、集団活動をおくっている保育園児は集団で動くことが得意です。

外遊び一つでも、全員で一斉にトイレを済ませて、帽子を被り廊下に並び、靴を履き・・とクラス単位で動くことがほとんどです。

このため、運動会などのダンスやリレーなど集団で魅せる競技やチームワークが必要な競技は完成度が高く、圧巻です。

個性の重要性が叫ばれる今、集団行動が得意なだけが良いとは限りませんが、それが当たり前にできるのが保育園で育った子の大きな特徴です。

保育園で育った子はやさしい

朝から夕方まで、0歳から就学まで、長い時間を共に過ごす保育園の子どもたちはやさしくて思いやりがあります。

  • 泣きながら登園してきた子がいれば、同じクラスの子たちがぞろぞろとお出迎えに行く
  • 鼻水が出ている子がいれば、2-3人が一斉にティッシュを差し出す

などという光景が1歳児クラスでも見られます。

親友がいる

保育園で長い年月を過ごすことで、「出会い→距離を縮める→喧嘩を経験する→喧嘩なく妥協点を見つけることを覚える→心から分かり合える」という友達作りの一連のプロセスを経験できる子どもがたくさんいます。

2-3歳児のころは、いつも一緒に遊んでいるくせに喧嘩が絶えない2人が、年長さんになるころには親友になっている様子には感動します。

保育園で長い時間を過ごさせることにはデメリットもありますが、環境が合えば親友づくりの経験ができる場所にもなり得るでしょう。

揉め事を子どもたちだけで解決できる

おもちゃの取り合いなどの揉め事は幼児にとっては日常茶飯事です。

保育園育ちの子は、嫌な思いをしたら「親に言いつける」とか「親に仲介に入ってもらう」などのことができないため、子どもたち同士で折り合いをつけるすべを知っています。
先生たちも揉め事の仲介に入りますが、すべてに対応できるわけではありません。

現実的には折り合いを付けるというより、揉め事があってからの時間を一緒に過ごしていくうちに、忘れてしまいなかったことになるのですが。
「ママに言いつけてやる!」と思ってから、実際にママに会えるまでの時間が長いため、その間に「もういいや」となってしまうのですね。

まとめ

現役の保育士の立場から、保育園で育った子の特徴を紹介しました。

学校のひとつである幼稚園と保育園とはそもそも目的が異なるものです。
保育園では勉強を教えないなどと良く言われますが、保育内容として何を重視するかは各園によって異なります。

説明会等で話を聞き、子どもにあった環境を選んでくださいね。

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